インプラントの寿命を長くするためにすべきことは?
インプラントは人工の歯根を骨の中に入れる治療です。むし歯にはならないのですが歯周病にはなります。むし歯が原因で歯を失った人には問題が起こりにくいのですが、噛み合わせや歯周病が原因で歯を失った場合については、原因をしっかり理解しないとインプラントの寿命を短くする恐れがあります。むし歯の原因は歯の細かいヒビに菌が入って起こりますが、実はヒビができる原因は噛み合わせが悪いことにあるのです。歯周病を理由にインプラントをする場合はコントロールすることが重要なのですが、歯周病は生活習慣病でもあるので肥満の人が減量することをイメージするとわかりやすいでしょう。食生活の改善や運動、ジムなどでがんばれば痩せることができるのと同じように、歯周病も歯医者さんで治療を続けて、正しいブラッシングをがんばることでコントロールできます。肥満から減量して体型維持するのと同じように、歯周病も継続を怠ると再発してしまうのです。反省し自己管理をする覚悟をして生涯続けなければなりません。インプラントについて一生使えるものだと思っている患者さんは多いのですが、長持ちさせるためには原因の解除、ご自身で行うブラッシング、メンテナンスが大切です。よく誤解されることとして、歯を磨く=歯の表面を磨くことをイメージするかもしれませんが、表面にはほぼ汚れが付かないため、歯と人工歯根の隙間である歯茎を磨くことが重要になります。インプラントを長持ちさせるには正しい磨き方を理解して実践し続けていくことがポイントです。
- 浅賀歯科医院
- 浅賀 勝寛 院長
- 越谷市/南越谷/南越谷駅
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