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  • 腰部脊柱管狭窄症

間欠性跛行は危険サイン。「休めば大丈夫」と思わずに受診を

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が腰の部分で狭くなる病気です。症状としてはまず腰の痛みや足への放散痛が表れます。また間欠性跛行といって、しばらく歩くと徐々に足の痛みや痺れが強くなって歩行が困難になり、少し休むと治まるという繰り返しで、間欠的に休みながらでないと歩けなくなる症状が出ます。腰部脊柱管狭窄症の原因は加齢の影響もありますが、一番大きい理由としては脊柱の変形が背景にあります。特徴としては男性の高齢者に多く、過去に非常な重労働をしてきた、長時間座る仕事をしてきたなどが挙げられます。治療法としては、リハビリテーションと投薬、人によっては手術療法になります。しかし手術をして一時的に良くなっても、再発をするケースもあります。できれば手術に至る前の段階で、リハビリで緩和していきたいところです。腰部脊柱管狭窄症は日常生活にもかなり影響が出てしまう病気なので、腰の痛みや痺れがあればまず医師に相談してほしいです。間欠性跛行の症状が出たら「休めば大丈夫だから」と看過せずに、一度すぐに病院で診ていただくことが望ましいです。

澤田 晶夫 院長
和光整形外科内科
澤田 晶夫 院長
和光市/本町/和光市駅
●内科 ●整形外科 ●皮膚科 ●リハビリテーション科
  • 胆石症

重症例は腹腔鏡手術で胆のうを摘出、予防は食生活が鍵

胆石症の原因は様々で、石自体が4種類ほどありますが、最も一般的なのは脂っこいものを多く摂取することによるコレステロール結石です。胆のうの中に溜まる胆汁のコレステロール成分が濃くなり、最初は砂粒みたいなところからだんだん大きくなり、まさに石状になっていく、これが胆石です。石がひとつだけの例もあれば、何十個もできてしまう方もいます。石が小さければ痛みがなく無症状ですが、胆石発作を起こすとひどい痛みが伴うことがあります。空腹時の胆のうは大きい卵くらいの大きさですが、食事をする、特に脂っこいものを食べると十二指腸を通過する際にぎゅっと収縮されます。胆汁が食べ物と一緒に流れて消化を助けるのですが、十二指腸と繋がる細い管の部分に石が詰まり、これが痛みとなります。これに細菌感染が重なると、胆のう炎に発展します。胆石症の治療は、石が小さい場合は経過観察で様子を見ますが、石が大きくなり胆のう炎が懸念される場合は、腹腔鏡手術で胆のうを摘出します。予防としては、脂っこい食事を避けた食生活に気を遣い、生活習慣を整えることが大切です。

児玉 肇 院長
木場内科外科内視鏡クリニック
児玉 肇 院長
江東区/木場/木場駅
●内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●胃腸内科 ●外科 ●美容外科

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歯科医師から聞いた
『歯や口の病気』の対処・治療方法

  • 義歯

多様性と手入れの容易さが義歯のメリット

義歯(入れ歯)とは、歯を失った箇所に人工の歯を入れる処置であり、ブリッジやインプラントと異なり、取り外しが可能なものになります。メリットとしては、ブリッジと比較すると歯の切削量が少なくて済むことが1つ。それから、1本欠けている場合も、すべて欠けている場合も、どのようにも対処できる適応範囲の広さも特徴となります。使用感としては、インプラントやブリッジに比較すると違和感を感じやすい面もありますが、調整を繰り返すことでそれも軽減可能です。構造としては残っている歯に針金を引っ掛けて固定するものが一般的ですが、針金のないタイプの義歯もあるなど(ノンクラスプデンチャー)、材料を含め、様々な種類があります。

また昨今は、ご高齢になった時のお手入れの容易さもクローズアップされています。インプラントの場合、歯周病に似た症状を呈すインプラント周囲炎という疾患があり、その場合はインプラント本体を抜かなければならないことがありますが、入れ歯であればそもそもその心配がありません。ケースバイケースですが、先々まで見据えた時に、最初から入れ歯を選択しておいたほうがベターという考え方もできます。

国枝 武靖 院長
くがやま井の頭通り歯科
国枝 武靖 院長
杉並区/宮前/久我山駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科
  • 歯髄炎

虫歯菌が引き起こす痛みを感じる・歯髄炎

歯髄炎とは、歯の神経が炎症を起こして痛みを感じる疾患です。虫歯が出来たところを治療しないままでいることで虫歯菌が神経繊維の中に入り込み、神経繊維の腐敗が起こります。結果、炎症を起こして痛みを感じるのです。簡単に言うと、虫歯が進行した状態ですね。この症状が慢性化すると、神経を取らなければいけなくなってしまいます。神経は歯の中の栄養成分です。神経を取るというのは栄養成分がなくなってしまうのですが、根っこの治療をしっかり行い、被せ物をして炎症を抑えることができれば、歯の機能を維持することは出来ます。
とはいえ、歯を抜かなければいけない手前の状態です。痛みがなくなったからといって油断せず、それ以上歯の状態が悪くならないよう定期的なチェックが必要です。また、歯髄炎の痛みを感じる前に虫歯に気付いて治療をすることが出来れば、神経を残しておける可能性もあります。そういった点を踏まえ、虫歯チェックのために定期的に病院に通院するのをお勧めします。
なお、神経を取った場合も再発の可能性があるので、注意して観察していくことが大切です。

松井 優人 院長
目黒まついデンタルクリニック
松井 優人 院長
品川区/上大崎/目黒駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科
  • 歯周病

重度の場合は外科処置のケースも。検診と正しい歯磨きで予防を徹底する

歯周病とは細菌の感染によって口腔内の炎症が引き起こされるもので、歯茎や歯を支える骨が溶けてしまう症状です。日本人の成人のおよそ8割が歯周病と言われています。歯周病の原因は食べることによって溜まる歯垢で、ここに細菌が含まれています。ブラッシングが十分に行き届いていない状態が数か月続くと、バイオフィルムという細菌の膜が歯の周りにできてて、こうなると歯ブラシでは落とせなくなってしまいます。それが放置されると歯周病へと発展し、重度になると骨がなくなり歯が抜け落ちてしまうんです。歯周病の治療としては、歯石を除去して菌を徹底的に取り除くことです。清潔な状態にすることで炎症の進行が止まり歯茎が引き締まっていきます。重度の歯周病は歯茎を切開して奥の歯石を除去したり、溶けた骨を再生するための外科処置が必要になります。そうならないための歯周病の予防策としては、正しい歯磨きをすることが何より大切です。数か月に一度は歯科の検診を受けること、正しいブラッシングの指導を受けることで、早期発見と予防に努めることが肝要ですよ。

小松 雅之 院長
ブリストデンタルクリニック三郷
小松 雅之 院長
三郷市/下彦川戸/新三郷駅
●歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科 ●訪問歯科診療

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獣医師から聞いた
『動物の病気』の対処・治療方法

  • 犬の僧帽弁閉鎖不全症

高齢の小型犬に多い『僧帽弁閉鎖不全症』はどんな病気?

犬の僧帽(そうぼう)弁閉鎖不全症は、心臓で血液の逆流を防止する僧帽弁(そうぼうべん)が加齢とともに弱って、変形してしまうことで心臓が大きくなり、いろいろな病気を引き起こしてしまう病気です。なりやすい犬種はトイプードルなどの小型犬で、大型犬はまれです。症状について初期では咳をしたり運動嫌いになったりしますが、進行して重症化すると肺に水が溜まって呼吸ができなくて「肺水腫」(はいすいしゅ)になったり、失神したりして大きな病気や命の危険にも発展します。病院に行くべきサインは、高齢になって咳が増えてくる様子がみえたら、一度病院へ相談するのがいいかなと思います。もし肩で呼吸している様子があれば緊急事態ですので、すぐに病院へ行ってください。
治療法はいろいろな種類の薬があるので、それを組み合わせて適切な状態に保っていくのが主になります。最近では大学病院で外科手術をすることもあるのですが、基本的には薬で治していく内科的な処置をします。予防法については特にありません。しかし僧帽弁閉鎖不全は小型犬に非常に多い病気ですので、ある程度の年齢になったらなっても仕方ないものだと頭に入れておいてください。もし早期発見、早期治療ができれば大きな悪い状態を防ぐことができるので、不調に気づいた時点で早めに獣医さんへ相談してください。

菊地 歩 副院長
アニマルメディカルセンター
菊地 歩 副院長
吉川市/吉川/吉川駅
●犬 ●猫
  • 犬のクッシング症候群

投薬での治療がメイン。多飲多尿の傾向があれば獣医師に相談を

クッシング症候群とは、副腎皮質からコルチゾールというホルモンが過剰に分泌されてしまう病気です。原因は主にふたつのパターンがあり、ひとつは副腎自体が悪い症状になって起こる場合で、もうひとつは脳下垂体からのホルモンが異常に分泌され、副腎を刺激して起こる場合です。犬の場合は脳下垂体性のクッシング症候群が多いです。この病気になると、多飲多尿、皮膚が薄くなる、背中の筋肉が落ち重力でお腹がたるんでしまうなどの症状が表れます。クッシング症候群は症状が進行すると免疫力が低下したり、血栓症など他の病気も併発してしまうことがあります。この治療法としては投薬がメインになります。外科治療では、副腎が原因であれば副腎の切除、脳下垂体が原因のものであれば脳下垂体を切除するという手術もありますが、こちらはまだあまり一般的ではありません。クッシング症候群はホルモンの病気なので、予防・予見が難しいものです。飲水量やおしっこの量が増えた、お腹の辺りが太ってきたなと感じたら、一度なるべく早めに獣医師にご相談ください。

渡辺 勇太 院長
幸手動物病院
渡辺 勇太 院長
幸手市/東/幸手駅
●犬 ●猫 ●ウサギ
  • 鳥の膨羽

なぜ鳥は羽を膨らませるのか?寒いだけが理由ではない

羽を膨らませている鳥は、寒がっている、低体温の状態を示しているだから温めようとしているといわれています。ここからは個人的な見解になりますが、羽を膨らませている理由には低体温以外症もあるのではないかと思っています。実際には気分が悪かったり、頭痛や腹痛があったり、体のどこかが痛いという不調がある場合でも、羽を膨らませていることはあるのではないでしょうか。ありがたいことに、みなさんは一般的な知識として「羽を膨らませている時は温めて、○○度にする」と教わっているので、温めてみたけれど治らずに病院へ来るケースが多くあります。一方でしかし、温めて様子見する期間を見誤っている方が多いとも感じています。たとえば「一週間くらい温めてみたけれど良くならない」と聞いてどう思うでしょうか?もし温めて様子見をする期間を区切らせてもらうとしたら、半日から一日です。この症状は温めても治らないのだと見切りをつけられない、様子見期間の長い気づかない方が非常に多いと感じます。来院適期は変化に気づいたときです。明日行こうではなく、今日行きましょう。

松岡 滋 院長
あず小鳥の診療所
松岡 滋 院長
さいたま市南区/南浦和/南浦和駅
●鳥 ●ハムスター ●ウサギ ●その他
  • てんかん

発作が起きた時に動画を撮影してもらうことがキーに

「てんかん」とは、てんかん発作を起こす脳の病気です。犬にも猫にも見られるもので、神経の病気では最も多い症例と言えます。発作の特徴は、その子その子で異なります。全身がけいれんするような子もいれば、口を“くちゃくちゃ”してよだれを垂らす子や、手足がピクピクと動くようなケースもあり、タイプは様々です。発作があった場合、当院ではまず動画の撮影をお願いしています。スマートフォンが普及する以前は、飼い主さんが見た行動を言葉でお伝えしていただいていたのですが、一目でわかる動画は診断の大きな助けとなります。低血糖や中毒など、脳以外の病気が原因でてんかん発作に似た症状を起こすものもあります。それらの可能性を考慮しつつ、段階的に検査をおこない、病気を確定していくことになります。てんかんであることがわかると、抗てんかん薬というお薬を飲んでいただくことになります。しっかりと効果が認められる適切な量から始めていき、多くの場合、3ヶ月に1回以下の発作で収まってくれれば、それを維持してくことになります。発作の回数やその程度を一定の水準で抑えることができれば、てんかんのある子も一般的な子と寿命に大きな変化はないと言われています。治療はそのラインを目指していくことになり、ケースによってはお薬の種類や量を増やして対応し、また最近では大学病院などではてんかんに対する外科手術も行われるようになってきました。

溝口 俊太 院長
はとがや動物病院
溝口 俊太 院長
川口市/坂下町/鳩ヶ谷駅
●犬 ●猫

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