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  • 眼精疲労

「20-20-20」ルール

目の芯が疲れた感じがする。眼精疲労の代表的な症状ですが、その要因はいくつかに分かれます。まず1つが、筋肉の使いすぎです。人の目の中の筋肉は、遠くを見る時はリラックスしているのですが、近くを見る時は筋肉を使ってピントを合わせるということをしなくてはなりません。一説には、人の目の筋肉の構造は、太古の昔から変わっていないと言われています。その昔は遠くの獲物を見ることが主で、近くを見るのはご飯を食べたり、子どもの世話をする時くらいだったでしょう。それなら何も問題はなかったのでしょうが、現在は仕事も連絡も何もかもコンピューターを見て行うようになっていますし、空き時間もスマホを見たりと、目の筋肉が極度に使われている状態です。筋肉は使えば使うほど疲労物質が溜まっていきますから、足がつってしまうように、目も疲れてしまうわけです。
眼精疲労の要因のもう1つが、まばたきです。遠くを見る時、人間は1分間に14、5回まばたきをすると言われています。それが見ることに集中してしまうと、例えば読書だと4、5回になり、携帯ゲームをしている子どもは3分間に1回もまばたきをしなかったという報告もあります。まばたきが減れば、水分が蒸発しやすくなり、乾燥してしまいますから、これも疲れ目の原因となります。あとは、「光」ですね。テレビでもスマホでも画面が光って見えるわけですが、その光の刺激が負荷となっているとも言われています。

眼精疲労の症状に対し、筋肉の緊張を抑える目薬などが用いられることになりますが、そもそもをいえば、自分の行動に対しての結果なわけですので、逆に言えばコントロールが可能ということになります。「20-20-20ルール」というアメリカで提唱された概念があります。20分間に20秒だけ、20フィート先(6メートル)を見ることで目を休ませることを目的としたものです。遠くを見ることによって、筋肉の弛緩を促すわけですね。もちろん、遠くを見ようにも状況的に見れない場合はあります。その場合は、20秒間、目を閉じて目を休ませることでも一定の効果が期待できます。

猪俣 公一 院長
中野眼科
猪俣 公一 院長
中野区/中野/中野駅
●眼科 ●小児眼科
  • うつ病

『うつ病』は誰でもなる可能性のある心の病気

現代の『うつ病』は、職場、家庭、介護、地域などによるストレス、人間関係や業務に関連しています。みなさん口をそろえて「自分がうつ病になるとは思わなかった」「原因も思い当たらない」と言います。それくらい、誰でも心の病気になる可能性のある時代です。いつもより仕事量が多かったり難しかったり、一人でがんばり過ぎたりしていないかうかがうと、そうかもしれないと言われ、内心病気になったことをとても悔しがられます。そういった方々の悔しい気持ちも汲み取りつつ、お薬を飲んで休養すれば良くなりますよ、と伝えています。また、職場や家庭にも状況を説明する必要があります。必ず職場へ戻ることができるとお話して、本人が休むことで減給したり失職したりすることがないようお話します。部署移動が必要な場合は会社の対応に委ねます。患者さんには薬が効いて楽になると説得して、2〜3週間で回復が可能になります。大体は1年かけて治療すればお薬が不要になる段階まで回復し、あるいは2~3年かかって休職や病休を繰り返して病気が長引いた方でも、じっくり話を聞いてお薬を調整していけば、限定的ではありますが、職場復帰する方もおられます。復帰も困難なのではないか、と思うような患者さんがみるみる変わって回復されていく様子に、家庭や職場の見る目も変わっていき、私もやり甲斐を感じています。初回エピソードであれば、うつ病は1年くらいかけて向き合っていけば再発することもないので、あきらめないで治療していただければと思います。

渡邉 良弘 院長
多摩やすらぎクリニック
渡邉 良弘 院長
多摩市/落合/多摩センター駅
●精神科 ●心療内科
  • 洞不全症候群

めまいやふらつき、疲れやすいなどの症状がある場合は循環器の疾患の可能性が隠れていることも

洞不全症候群とは、心臓の刺激伝導系である洞結節に異常が生じ、心拍数が低下したり不整脈を起こしたりする病気です。
症状としては、めまいや、ふらつき、疲労感などがあり、気を失うこともある病気です。
原因は主に加齢による洞結節の変性ですが、心筋梗塞や心筋症、心筋炎、サルコイドーシスなどの変性疾患の合併症、薬の副作用があります。しかし、明らかな原因が不明なことも多い病気です。
診断は、心電図で徐脈や頻脈の有無を確認し、24時間の心電図を記録するHolter心電図を行います。さらに長時間の心電図を記録するため植込み型心電計を留置する場合や、心臓カテーテル検査による電気生理検査を行うこともあります。
治療は薬物療法では有効ではない場合が多く、ペースメーカー移植を行うことがあります。
めまいやふらつき等、疲れやすいなどの症状がある場合は洞不全症候群が隠れている場合もありますので早めの精査、受診をお勧めします。

石田 一世 院長
すみだメディカルケアクリニック
石田 一世 院長
墨田区/東向島/東向島駅
●内科 ●循環器内科 ●糖尿病内科 ●健診・検診
  • 精巣捻転

精巣(睾丸)の壊死を招く「精巣捻転」は早期治療が重要

精巣捻転とは名前のとおり、精巣(睾丸)がねじれてしまう(捻転)ことをいい、主に学童期の男子が発症しやすいとされています。睾丸がねじれると栄養が行き届かなくなり、壊死(えし)につながる可能性があるため、早急な治療介入(手術)が求められます。最悪の事態を回避するためには、精巣捻転が生じてから8時間以内に手術を行う必要があるため、保護者の方々にはぜひ、正しい知識のもとに対応していただきたいと思います。

精巣捻転を発症すると患部(睾丸)の痛みを自覚しますが、学童期の男子は自分の症状を正確に伝えることが難しく、睾丸そのものではなく「お腹が痛い」と訴えることもあります。このため、できるかぎり痛みのある部位の特定に努め、もしも痛みのある部位が睾丸なのであれば躊躇せずに救急車を要請してください。また応急処置として「睾丸を正面から見て、内側から外側に睾丸をひねる」ことで症状が改善する場合があることも覚えておいていただきたいです(Open book法)。

精巣捻転の治療は手術が第一選択となり、精巣捻転が生じた側の睾丸に対する治療が行われることが一般的です。しかし精巣捻転が起こった原因が先天性のものであれば、反対側の睾丸も精巣捻転を起こす可能性が高いといえます。このため手術の際は症状のある側だけでなく、両方の睾丸に対する治療を行うことが理想です。

田中 晴郎 院長
みぞのくち腎・泌尿器クリニック
田中 晴郎 院長
川崎市高津区/溝口/溝の口駅
●泌尿器科 ●腎臓内科 ●内科 ●性感染症内科
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