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  • 甲状腺がん

甲状腺腫瘍と診断されたら、一度は甲状腺専門医や甲状腺専門医療機関の受診を

甲状腺腫瘍は多くの場合、良性ですが、超音波画像で明らかに悪性と判断できる腫瘍もあれば、良性と悪性の区別がつきにくい腫瘍も少なくありません。そのような場合は「超音波ガイド下穿刺吸引細胞診」を行います。この検査では、超音波で腫瘍の位置を確認しながら細い針で腫瘍細胞を吸引し、採取した細胞を顕微鏡で調べてがんなどの異常がないかを確認します(https://www.yokohama-thyroid.com/column/saibousin.html)。また、超音波検査で一見良性に見えても、腫瘍のサイズが大きい場合は悪性の可能性が否定できないため、「超音波ガイド下穿刺吸引細胞診」の適応となります。

細胞診で良性と判断された場合でも、悪性の腫瘍細胞が隠れている可能性があるため、定期的な受診が必要です。超音波検査を通じて、腫瘍の大きさや形状の変化を確認することが重要です。

「超音波ガイド下穿刺吸引細胞診の適応」や「外科治療の必要性」の判断には、専門的な知識と経験が求められます。そのため、甲状腺腫瘍と診断された場合には、一度甲状腺専門医や専門医療機関に受診されることをお勧めします。甲状腺専門医や専門医療機関については、日本甲状腺学会のホームページで「認定専門医名簿」や「認定専門医施設名簿」をご覧いただけます(https://www.japanthyroid.jp/)。

淡野 宏輔 院長
横浜甲状腺クリニック
淡野 宏輔 院長
横浜市港北区/新横浜/新横浜駅
●内分泌内科
  • 酒さ

赤みを伴う鼻のプツプツ……実は「酒さ」という病気かも?

酒さ(しゅさ)とは、鼻や頬など顔の中心部に赤みやにきびのような吹き出ものが現れる皮膚の病気です。30~50代によくみられる病気ではあるものの、10代や60代で発症するケースもあります。進行すると皮膚の痛みやかゆみを自覚するようになり、目の赤みやかゆみを伴う場合もあります。

酒さの原因は体質的なものなどが考えられますが、はっきりとした原因は分かっていません。また、酒さの症状をにきびや発疹などと誤って診断されることも珍しくなく、適切な医療を受けられていない方が多く存在すると考えられます。酒さの治療に関しては日本はまだ出遅れており、保険診療の選択肢が少ないのが現状です。一方の自費診療では内服薬・外用ともに選択肢が増えますし、「Vビーム」などを使用して赤みを抑えることができます。

酒さは日焼けや刺激物の摂取によって悪化することがあるため、皮膚の赤みが気になる場合は日頃から紫外線対策を行ったり、辛い食べものを控えたりしていただくとよいでしょう。

松田 洋樹 院長
浅草駅前まつだ皮膚科
松田 洋樹 院長
台東区/浅草/浅草駅
●皮膚科 ●美容皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科 ●形成外科
  • 尋常性疣贅

自然治癒することもあるが、感染の可能性があるため、早期治療がお勧め

尋常性疣贅はウイルス性のいぼの一種で、皮膚にできる小さな盛り上がり(角化性病変)です。原因はヒトパピローマウイルス(HPV)感染で、主に皮膚の小さなキズなどから感染します。好発部位として手足の指、膝、顔など外部刺激を受けやすい場所です。見た目の特徴としてはザラザラ硬く、カリフラワー状に盛り上がる事があります。また黒い点(点状出血)が見えることもあります。通常痛みはありませんが、足底の尋常性疣贅では圧迫で痛みを感じる事があります。
基本的には接触感染で広がります。他人のイボやウイルスに感染したものに触れる事でうつる場合があります。ウイルス感染で広がる可能性あるため、自然治癒することもありますが、基本的には早期治療をおすすめします。
1つ目の治療法は液体窒素(凍結療法)です。これはマイナス196度の液体窒素を当てることにより、ウイルスを壊死させるものです。1、2週間に1回のペースで通院していただき、おおよそ5-10回程度、3-6カ月程度を目安に治療します。液体窒素を当てる際に痛みを感じる場合があります。
2つ目の治療はレーザーによる焼灼です。これは1度で取れる事が多いですが、傷跡が残る可能性があります。また自費治療のことが多く、液体窒素での治療より費用がかかります。
3つ目の治療法は漢方薬であるヨクイニンの内服です。液体窒素療法などの他の治療と併用されることが多いです。

野村 知宏 院長
さくら皮フ科・形成外科
野村 知宏 院長
品川区/小山/武蔵小山駅
●皮膚科 ●形成外科 ●美容皮膚科
  • 急性虫垂炎(盲腸)

ストレス社会に潜む、虫垂炎

虫垂炎の原因ははっきりとはわかっていないのが現状です。おそらく、過度のストレスや過労であろうと言われています。虫垂というのは腹部の右下にありますが、最初の症状としては胃の痛みなど、上腹部に痛みを訴えて来院される方が多い印象です。内臓の痛みというのは、実に不思議なもので、全く違う部位に痛みを感じることがあるのです。例えば、胆嚢炎を起こした患者さんで右肩や歯に痛みを感じるという方がいらっしゃいました。虫垂炎の場合は主に腹痛で、その痛みが今まで感じたことのない痛さで、吐き気も出てきます。そのうちに痛みは右下へ集中し、熱も上がってくるといった経過を辿ります。治療法としてはまず抗生剤を使います。医療も進歩し、良い抗生剤も出ているので、3人に2人くらいは抗生物質を点滴をして治療が終了します。ただ、この場合は根本を取り除いたわけではないので再発の可能性があります。そういう場合は手術を行います。今は全身麻酔をして腹腔鏡手術を行うことが多いと思います。とはいえ、抗生剤で抑えることができるので昔に比べて手術する頻度は少なくなったように感じます。
予防には、とにかく疲れやストレスを溜めないということが大切です。

杉浦 敏之 理事長
杉浦医院
杉浦 敏之 理事長
川口市/本町/川口駅
●内科 ●外科 ●消化器内科 ●循環器内科
  • 心臓弁膜症

動悸や息切れの症状がある場合は、専門医の受診を

心臓には4つ弁があり、血液が一定方向のみに流れるように逆流を防ぐ役割を担っています。特に大切なのが、血液が左心室へと入ってくる僧帽弁と、左心室から血液が出て行く大動脈弁ですが、これらが加齢とともに働きが悪くなり、逆流が起きて動悸や息切れのような症状が起こるのが心臓弁膜症です。
加齢によるものと申しましたが、中には先天的に形態の異常があったり、あるいは、弁を“吊っている”腱索(けんさく)が何かの拍子に切れてしまい、逆流が起こることもあります。若い方であってもこれは起こりうることで、高血圧が引き金になることもあります。
聴診や血液検査、レントゲンによって疑いがあれば、心臓のエコー検査によって診断が行われます。現在は多くの弁膜症もカテーテル手術で治る時代です。そのためには他の多くの病気と同様に早期発見が非常に重要で、息切れのある方などは診察経験豊富な専門の医師に診ていただくことをお勧めします。

小船井 光太郎 理事長
新宿三井ビルクリニック(人間ドック)
小船井 光太郎 理事長
新宿区/西新宿/都庁前駅
●循環器内科 ●消化器内科 ●呼吸器内科 ●糖尿病内科 ●内科 ●婦人科 ●乳腺外科 ●皮膚科
  • 腰部脊柱管狭窄症

重症化は外科手術の適応。痛みは自己判断せずに受診を

脊柱管とは神経の通り道のことで、中には黄色靭帯があり、加齢と共にその黄色靭帯が分厚くなり腰部の脊柱管の通り道が狭くなってしまう、これが腰部脊柱管狭窄症です。典型的な症状としてはお尻から太ももの裏の痛みや痺れ、あとは歩くと痛みが出て少し休むと回復する間欠性跛行があります。いわゆる神経痛で、足自体が悪いのではなく、神経の通り道が狭いことで足の方に痛みが発生しているという症状です。治療方法は神経の周りの血流をよくする薬の服用、腰の牽引療法、リハビリテーションなどが挙げられます。理学療法士との運動療法で筋肉を鍛えることで、腰の負担が減って症状が改善することもありますし、症状に応じてブロック注射をすることもあります。腰部脊柱管狭窄症が重症化すると、膀胱直腸障害といって尿が出にくくなる、排泄の感覚がわからなくなることもあり、足の麻痺で体の動きが悪くなるというケースもあります。そうなると外科手術の適応となってしまいます。重症化させないためにも、痛みがあれば自己判断せずに受診すること、筋力アップの体操の指導を受け日々実践していくことが大切です。

丸山 博史 院長
丸山整形外科
丸山 博史 院長
練馬区/東大泉/大泉学園駅
●整形外科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科
  • 血栓性静脈炎

どこまでの血栓症なのか、その見極めが大切

血栓性静脈炎は、足などの表面の静脈に起きる血栓症です。血管内の血液の流れが滞ってくると(うっ滞)、怪我や、皮膚の炎症など、何かの拍子にうっ滞している血液が固まりやすくなり、皮膚表面に近い部分の血管内に血栓症が起きやすくなります。血栓症が起きると、表面が赤く腫れ上がって痛みを伴うようになります。
血栓性静脈炎は、下肢静脈瘤の診察をしているとよく遭遇する疾患です。下肢静脈瘤は、足の血管に逆流が起き、血液のうっ滞が起こるものですが、同時に血栓性静脈炎を併発しやすい傾向があります。足が赤く腫れ上がり、熱を伴って痛みがある病気には、様々なものが想定されます。皮膚表面に近いところに起こるのが血栓性静脈炎ですが、より深部、筋肉の中の血管に血栓症が起こるものに深部静脈血栓症があり、菌が関係している蜂窩織炎(ほうかしきえん)の可能性もあります。どこまでの血栓症なのか、あるいは皮膚の炎症だけであるのか、その見極めが大切です。皮膚の炎症だけと思い、抗生物質の投与を続けていても改善ははかれませんので、足に上記したような症状が起こった場合、超音波検査等でしっかり診断することが求められます。

しらと ひろゆき 院長
しらと内科外科クリニック三郷
しらと ひろゆき 院長
三郷市/三郷/三郷駅
●内科 ●外科 ●消化器内科 ●老年内科 ●健診・検診
  • 嚥下障害

食べにくさ・飲み込みにくさを感じたら専門家に相談を

嚥下機能障害(嚥下障害)とは文字どおり、嚥下(ものを飲み込んで胃の中へ送ること)機能に問題が生じている状態です。原因としては老化、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)発症後、パーキンソン病をはじめとした神経難病などのほか、歯が抜けたり、口の中に病気があったりすると生じることがあります。

治療では、障害を引き起こしている原因を取り除くことが第一選択肢となり、たとえば歯が抜けてしまって噛んだ食べ物をうまくまとめられなくなった場合まとめられなくなった場合には入れ歯(義歯)を作成・調整します。また脳卒中で麻痺が残ってしまった場合や老衰で飲み込む力が衰えた場合には、喉の筋肉のトレーニング(リハビリテーション)などが行われます。

嚥下機能障害は人生を送る中で誰もがいつかは経験するものですが、「口から食べる」ことは筋力をはじめとした心身の健康維持において重要な役割があります。ご自分やご家族について気になることがありましたら、専門家にご相談いただくとよいでしょう。

天本 健司 総院長
ホームクリニックえにし
天本 健司 総院長
練馬区/石神井町/石神井公園駅
●訪問診療 ●内科 ●呼吸器内科 ●循環器内科 ●脳神経内科 ●血液内科 ●糖尿病内科 ●精神科 ●耳鼻咽喉科 ●皮膚科 ●眼科 ●リハビリテーション科 ●整形外科 ●リウマチ科 ●放射線科
  • 多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群:卵の質が悪いと誤解しないで!適切な予防と治療が大切です。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は10~20人に1人にみられる疾患で、卵巣内に多くの卵胞が存在することで、様々な症状を引き起こす病態です。通常は生理開始から約2週間かけて卵子が成熟すると排卵しますが、PCOSの方は排卵する卵子を選ぶまでに時間がかかってしまいます。原因は、卵巣のホルモンバランスの乱れにより男性ホルモンが多くなることで排卵機能が低下することや、インスリン抵抗性や高血圧・糖尿病などの代謝異常が挙げられます。症状は、主に無月経や月経不順・不妊・ニキビ・多毛症・脂漏性湿疹などが見られます。診断は、件の症状の有無のほか、卵巣から分泌されるエストロゲン・プロゲステロン・男性ホルモンの数値の検査、卵巣の超音波検査などを実施し総合的に判断されます。PCOSと診断された多くの方は「卵子の質が悪いんですね」とネットの誤った情報を見て誤解されるのですが、実際に生殖補助医療で卵を育ててみると、たくさんの質のいい卵が取れますので、実際は「宝の山」だと思ってください。生殖補助医療を行うときに卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクがありますが、上手に刺激をすれば副作用をほぼ起こすことなく良質な卵子を得る事ができます。当クリニックは、豊富な経験から多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも質のいい卵をとる技術を心得ていますのでぜひご相談くださいね。治療は患者さんのニーズに合わせて排卵誘発剤・体重管理・ホルモン注射・経口避妊薬・手術などを試みます。治療後は定期的な医師による検診と経過観察を欠かさないようにしましょう。予防法に関しては明確なことはいえませんが、食生活を整えること・規則正しい生活を心がけること・ストレスの少ない生活を送ることが効果的です。

大野 基晴 院長 
北千住ARTクリニック
大野 基晴 院長 
足立区/千住/北千住駅
●婦人科
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