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  • 小児の便秘

便秘の治療は生後1か月からOK。「たかが便秘」と思わず早めの受診を心がけてほしい

子どもの便秘のほとんどは、食生活・排便習慣・体質などが原因になって起こる「機能性便秘」といわれるものです。便秘は「3日に1回排便がないこと」と定義されていますが、このほかにも「排便のたびに顔が真っ赤になるほどいきむ」「排便の際に肛門が切れる・痛む」という場合は治療の対象となります。
便秘の治療で使用されるお薬は大きく2つ、(1)便をやわらかくする薬と(2)腸の働きを促す薬があり、基本的には(1)のお薬を使いつつ、水分を多めにとることなどを指導するのが一般的です。子どもが便秘になりやすい時期としては、母乳からミルクへ切り替えたり、離乳食を始めたりするタイミングが挙げられます。水分を多めにとることは一つの予防策ですが、お子さんの体質などもありますので、気になることがあれば医師に相談していただくとよいでしょう。なお、数日分の便をまとめて出すと肛門に負担がかかり、切れたり痛みを伴ったりします。痛い思いをしたくない子どもが排便を嫌がるようになると、便秘が悪化して重度の腹痛を引き起こし、救急車で運ばれるような事態になりかねません。便秘の治療は生後1か月頃から行えますので、「たかが便秘」と思わずに医療機関の受診をおすすめします。

高橋 知男 院長
奥戸こどもクリニック
高橋 知男 院長
葛飾区/奥戸/新小岩駅
●小児科 ●アレルギー科 ●小児皮膚科
  • 骨粗鬆症

毎日の生活を見直して、骨粗鬆症の予防につなげましょう

骨粗鬆症は骨密度が低下して骨折しやすくなっている状態のことをいいます。女性ホルモンが低下する高齢の女性に多くみられるほか、甲状腺の病気や糖尿病、ステロイド薬の服用歴なども発症に関わっているといわれます。骨密度が低下してもこれといった自覚症状がないため、見過ごされてしまうケースが少なくありません。しかし骨粗鬆症を放置していると圧迫骨折や大腿骨骨折を招き、背中が曲がって強い痛みが出たり、歩けなくなってしまったりすることがあるため注意が必要です。

骨粗鬆症の治療は薬物療法が基本となり、患者さんの状態に合わせて「骨が壊れるのを防ぐお薬」または「骨がつくられるのを促すお薬」が選択されます。一部のお薬にはわずかな確率で副作用が報告されているものの、1年間で約20万人の高齢者が大腿骨骨折を負っているという報告(2020年度)と照らし合わせてみても、積極的な治療がすすめられるでしょう。

繰り返しになりますが、骨粗鬆症は自覚症状に乏しいため、治療のモチベーションを保ちにくい患者さんが少なくありません。そのため、まずは骨粗鬆症にならないための対策を生活の中に取り入れていただくとよいでしょう。ご自分でできる対策としては、たんぱく質やビタミンD・K、カルシウムを多く含む食品を積極的にとっていただくこと。人工的につくられたサプリメントではなく、普段の食事から栄養をとっていただきたいですね。また、こうした栄養素が体内で上手に活用されるように、1日15分程度の日光浴や適度なウォーキングなどを心がけてください。

福岡 昌利 院長
福岡整形外科
福岡 昌利 院長
さいたま市南区/別所/中浦和駅
●整形外科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科
  • うつ病

あらゆる世代にリスクがある「うつ病」を解説

うつ病は、子どもから高齢者まで誰にでも起こり得る病気です。家庭内や職場での人間関係、高齢者であれば身体的な不調などがきっかけになり、気分が落ち込む、頭が回らない、体がだるい、喜びを感じられないなど、さまざまな症状が現れます。

うつ病の治療は原因や症状によってアプローチが異なりますが、適切な治療によって社会復帰できるケースがほとんどです。治療を進めるなかで不安がやわらぎ、十分な睡眠が取れるようになると、心身の休養が整って少しずつ気持ちが前向きになっていきます。身の回りのことができるようになり、集中力が回復してくれば、職場への復帰も期待できるようになります。

このように、うつ病の症状は劇的によくなるというより、階段を1段ずつ上がるようなイメージで回復していきます。「消耗するエネルギー」が「回復するエネルギー」を上回る状態が続いていると、うつ病を発症しやすくなるかもしれません。そのため、日頃から十分な睡眠や栄養をとるとともに、周囲に気を遣い過ぎないこと、ストレスを上手に発散することも大切です。

柳澤 雄太 院長
くすの木クリニック
柳澤 雄太 院長
千葉市中央区/新田町/千葉中央駅
●心療内科 ●精神科
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