予約ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

562件中316~330件を表示

  • 心房細動

胸のあたりに何らかの症状がみられたら医療機関の受診を検討してほしい

心房細動は不整脈の一つで、年齢を重ねるにしたがって発症する人が増える傾向のある病気です。加齢によって心臓の中にある左心房と肺とをつなぐ血管の継ぎ目の部分が不安定になることが心房細動の原因だと考えられています。

心臓が健康な状態であれば規則正しい電気信号のもとで心臓が動き、心臓から全身に血液が送られます。これに対して心房細動では異常な電気信号が消えないために心房が小刻みに震え続け、全身に送られるはずの血液が心臓の中に留まることになります。この血液はやがて血栓(血の塊)となり、何らかのきっかけで動脈に乗ると脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす恐れがあります。こうした血栓を作らないように“血液をサラサラする薬”を服用すれば脳梗塞や心筋梗塞の予防につながります。しかし、この薬を服用すると出血が止まりにくくなりますので、処方には慎重な判断が求められます。

心房細動では、症状や患者さんの全身状態によって適切な治療法が選択されることが一般的です。早期に発見できれば薬物療法による治療効果が期待できますが、放っておいて慢性化してしまうと症状の改善が見込めなくなる恐れがあります。そのため、胸のあたりに不快感があったり「ドキドキする」といった自覚症状があったりする場合は、早めに医療機関を受診していただくとよいでしょう。

野中 晴彦 院長
西武入間病院
野中 晴彦 院長
入間市/野田/仏子駅
●内科 ●外科 ●循環器内科 ●小児科 ●泌尿器科
  • 糖尿病(2型糖尿病)

日本人の6人にひとりが罹患。治療も予防も生活習慣が肝心

糖尿病とは、膵臓から出るホルモンであるインスリンの働きが弱くなり、血糖が増えてしまう病気です。1型と2型に分別され、1型は膵臓の細胞の破壊によるもの、2型は遺伝による体質や生活習慣によって起こるもので、日本人の糖尿病罹患者の90%が2型です。もともと日本人は欧米人に比べてインスリン分泌能力が低く、糖尿病に罹患しやすいと言われており、日本では成人の6人にひとりが糖尿病です。糖尿病になると手足の痺れや疲労感が出るほか、感染症にかかりやすくなったり、様々な合併症を引き起こしたりします。糖尿病の治療は血糖値をコントロールすることですが、その方法としては食事療法、運動療法などが挙げられます。薬物療法もありますが、前述のふたつで生活習慣を改善していくことが前提となります。糖尿病の予防策としては、日頃から規則正しい食生活や適度な運動を心がけることです。高齢の方の病気というイメージが定着していますが、若い方でも潜在的な罹患者は少なくありません。喉が渇きやすい、尿が多いなどのほか、だるさや手足の痺れなどが見られる際は糖尿病の可能性が高いので、すぐに医療機関を受診したほうがいいですよ。

青木 厚 院長
あおき内科 さいたま糖尿病クリニック(旧:青木内科・リハビリテーション科)
青木 厚 院長
さいたま市見沼区/東大宮/東大宮駅
●糖尿病内科 ●内科 ●内分泌内科 ●代謝内科 ●漢方内科
  • PMS(月経前症候群)

月経前の女性ホルモンの急激な変動が原因。症状と生活スタイルに合った漢方薬で緩和を。

PMSとは月経前症候群とも呼ばれ、生理前の時期に出る不定愁訴のことで、頭痛・便秘・下痢・肩こり・肌荒れ・むくみ・情緒不安定など、人によってさまざまな身体的・精神的な症状が出ます。PMSに精神的な困難さが顕著になったものをPMDDすなわち月経前不快気分障害と呼びます。これらは、排卵後に「エストロゲン」「プロゲステロン」という女性ホルモンの急激な変動により起こります。生理が始まるとともに楽になることが多いのですが、平均28日~40日周期でやってくる症状は生活に支障をきたすため、酷いケースですと痛み止めや抗うつ剤などで和らげたいと考える患者さんがほとんどです。西洋医学であれば、主にピルや抗うつ剤を処方するところを、東洋医学では漢方によるアプローチをしていきます。当院では、患者さんの症状に合わせたオーダーメイド治療なので、例えば、血の巡りが悪いもしくは血が汚れている「汚血(おけつ)」が原因であれば、加味逍遙散、桂枝茯苓丸、温経湯などの駆於血剤を処方するというような治療をしていきます。汚血→精神不安が伴えば、理気作用のある半夏厚朴湯、抑肝散化凍皮半夏、香蘇散、手足の冷えには当帰四逆加呉茱萸生姜湯、胃腸機能には六君子湯エキス顆粒、生理痛・排卵痛は芍薬甘草湯エキス顆粒など。生理周期による不快症状は、成人女性のみならず成長期のお子様も経験することなので、よりいっそう慎重になるのではないでしょうか。漢方は副作用が少なく、長期的なスパンでみると免疫力の向上や体質改善も期待できるので、どんな些細なことでもご相談ください。悩んだままで過ごすことが、最も女性ホルモンに悪影響ですから。

齋藤 竜太郎 院長
東西医学ビルクリニック
齋藤 竜太郎 院長
さいたま市中央区/上落合/大宮駅
●内科 ●心療内科 ●皮膚科 ●アレルギー科 ●整形外科 ●婦人科
  • 川崎病

『川崎病』はどんな症状?大人もかかるの?

「川崎病」は今から40年以上前に川崎富作先生が提唱した、全身の血管で炎症が起こる病気ですが、原因は未だにわかっていません。主な症状は、白目が赤くなる、唇や舌が赤くなる、手足が赤く腫れる、皮膚が赤くなる、リンパ節が腫れる、特に5日以上発熱が続くという特徴があります。最近ではBCG予防接種を受けたところが赤く腫れるのも特徴です。一時期コロナ感染説もありましたが、感染症等をきっかけに何かしら炎症が起こるのではないかといわれています。川崎病になりやすい年齢層は生後3ケ月くらいから始まって、小学生くらいには殆んどなくなり、大人は基本なりません。さらに欧米人よりもアジア人に多く、海外ドラマ『ER緊急救命室』でも患者さんはアジア人という設定です。治療法は免疫グロブリン、アスピリン内服、ステロイド投与といった炎症を抑える治療になります。川崎病の後遺症に心臓疾患が残ること、心臓の血管にコブをつくることがあるので、コブの中に血栓ができて心筋梗塞や突然死の恐れがあります。原因は解明されてはいませんが、早い段階で炎症を抑えた方がいいことはわかっている状況です。川崎病の定義は発熱5日以上ですが待つ必要はなく、3日目や4日目からBCGが赤くなったり、全身が赤くなったりしたら川崎病の可能性があります。いろいろ検査をするのではなく症状で診断するのですが、後遺症を含めて、しっかりと適切に小児科医の判断を仰ぐことが大切です

布施 至堂 院長
あんどこどもクリニックふじみ野
布施 至堂 院長
ふじみ野市/福岡/上福岡駅
●小児科
  • 近視

進行予防に努めることが対処法。スマホを控え屋外活動を増やす

近視とは、近くのものがよく見えて、遠くのものがぼやけて見えてしまう症状です。そもそも近視は原因がわかっておらず、他の病気と同じように遺伝や環境、体質的なものが影響しているとみられています。ご両親が近視だとお子さんも近視になりやすく、近くで物を見ている、外で遊ばずにいるなどで近視の進行が早くなるということが調査で明らかになっています。遠くが見えないので余計に部屋にこもってしまうというような悪循環もあり、日本を含むアジア圏では、お子さんの近視は今やパンデミックとも言えるほど増えています。近視は眼軸長という、目の奥行きが長くなってしまうことが多く、一度この状態になると元に戻すということができないので、進行予防に努めることが対処法になります。そのためには屋外で活動する時間を増やすことが大切と言われています。特に、夜間にスマホやデジタル画像を見続けているとブルーライトが網膜に入り、脳が覚醒してしまい睡眠の質にも影響します。どうしてもスマホなどを見たい場合は、朝に見るほうが頭も冴えますよ。

塚本 佐知子 院長
つかもと眼科クリニック
塚本 佐知子 院長
江戸川区/東小岩/小岩駅
●眼科 ●小児眼科
  • MASLD/NASH

日頃から生活習慣には気を付けることが重要。異常があれば早めに消化器内科を受診してほしい

MASLD(metabolic dysfunction associated steatotic liver disease)とは主にメタボリックシンドロームに関連し、肝臓に脂肪蓄積を認める病態のうちアルコール性、ウイルス性、薬剤性を除いたものを指します。また進行し肝炎になった場合MASH(metabolic dysfunction associated steatohepatitis)と呼ばれます。
肝臓に脂肪が蓄積する要因として他の生活習慣病同様に遺伝因子と環境因子が挙げられ、アルコール以外の場合糖質や脂質の摂りすぎには注意する必要があります。またMASLDは肥満と強い相関があり、BMI25未満の場合MASLDの有病率は18.4%ですが、25以上30未満だと63.4%、30以上だと89.1%だったとする報告もあります。(Eguchi Y et al. J Gastroenterol 47(5): 586-595, 2012)
肝臓に蓄積した脂肪組織はインスリン抵抗性を持つため、脂質異常症や2型糖尿病、高血圧といったほかの生活習慣病を合併する可能性が高まります。そしてこれらは脳血管疾患や心筋梗塞といった重篤な病気を引き起こすリスクがあります。
また、もしさらに進行し肝硬変になった場合、栄養を蓄積する、アンモニアなどの毒素を排出するといった肝臓の重要な機能が失われ、最悪の場合命にかかわる危険性もあります。
定期的に血液検査や画像検査を行うことで肝機能や脂肪肝の程度を知ることは可能です。日頃から生活習慣には気を付けるのが一番重要ではありますが、もし健診などで異常があった場合はなるべく早く消化器内科を受診するようにしましょう。

渡邉 勝一 院長
ファミリークリニック川崎
渡邉 勝一 院長
川崎市川崎区/日進町/川崎駅
●訪問診療
  • 高血圧症

本態性・二次性の確実な診断で

高血圧は慢性的に血圧が高い状態で、血管に負担がかかることから動脈硬化を引き起こす恐れがあります。一般的に降圧薬を服用される方の高血圧は、「本態性高血圧」といって、遺伝的要素や生活習慣の影響が考えられているものの、原因が特定できない高血圧です。高血圧の中には、本態性高血圧の他に、ホルモンバランスの異常や血管の病気などが原因となる「二次性高血圧」というタイプも存在します。まずは高血圧に原因があるかどうか、きちんと診断をすることが肝要で、原因があればそれに対する治療をすることが優先となります。ただ血圧を下げる薬を服用すればいいというものではありません。また、本態性高血圧であってもすぐに薬を開始すればよいというものではなく、塩分を控えた食生活や禁煙、定期的な運動など、生活習慣の是正を複合的に取り組んでいただき、その上でお薬による治療を検討していきます。ご高齢の方は飲む薬の種類を減らしてあげたほうがよい場合もありますし、患者さんの合併する病気によって使うべき薬も変わってくるため、お一人お一人に合わせた治療を考えていくことが重要です。医療用アプリを活用し、生活習慣を改善することで、薬を減らせる例もあります。当院ではこうした新しい方法も取り入れながら、高血圧治療に力を入れています。

阿部 裕之 院長
阿部いきいきクリニック東中野
阿部 裕之 院長
中野区/東中野/東中野駅
●内科 ●循環器内科 ●外科
  • レビー小体型認知症

治療の反応性に違いあり。認知症薬で症状悪化の可能性も

レビー小体型認知症は認知症のひとつで、主な症状は幻視、認知症症状、パーキンソン様症状の3つが一般的です。アルツハイマー型であれば亡くなった親しい人など人物の幻視が多く、短期間での物忘れが激しくなり、数年かけてゆっくり進行します。それに対してレビー小体型は動物や虫などの幻視を生みやすく、認知症が始まってパーキンソン様症状を引き起こす、もしくはパーキンソン病と診断された2~3年以内に認知症症状が出るとレビー小体型であることが多いという違いがあります。このレビー小体型とアルツハイマー型はなぜ区別されるかというと、治療の反応性が異なるからです。レビー小体型は、認知症薬に非常に感受性が高いのが特徴で、場合によっては薬で症状が悪化してしまう人もいます。レビー小体型認知症で気をつけるべきことは、パーキンソン病が診断された場合はその治療ができるかどうか。あと認知症と診断されると認知症薬を試されるので、そのお薬が適切かどうかというところが重要です。身体の震えや動作緩慢、転びやすいなどのパーキンソン症状が出た場合、認知症薬で異常が出た場合は、すぐに医師に報告し治療についてよく相談されることをお勧めします。

伊藤 彰洋 院長
オアシス愛生クリニック
伊藤 彰洋 院長
和光市/新倉/和光市駅
●内科 ●心療内科 ●皮膚科
  • 摂食障害[食行動障害]

心理的な治療と身体的な治療の両方が必要

摂食症(摂食障害)は、心理的な理由から食事が適切に摂取できなくなる疾患グループです。肥満恐怖、もしくはやせ願望が強くなってしまい、体重が病的に減少しているのにかかわらず、体重を増やせない、十分に食べられないのが神経性やせ症摂食制限型(AN-R)といい、「拒食症」という言葉のイメージ通りの疾患です。また、明らかに大量の食べ物を短時間に食べてしまう「むちゃ食い(過食)」を繰り返すようになる方も多く、体重が増えないように自分で嘔吐する、下剤を使うなどの不適切な排出行為をしてしまうことがあります。病的にやせている場合は神経性やせ症過食排出型(AN-BP)、正常体重になると神経性過食症(BN)と診断されます。肥満恐怖がメインではなく不快の感覚や不安から食べられなくなるのが回避・制限性食物摂取症(ARFID)、むちゃ食いを繰り返し不適切な排出行為をしない場合はむちゃ食い症(BED)と診断されます。これらは全て精神的な理由が関係していますが、適切に食物を消化する機能が使われないため、腹部の不快感、もたれ感、便秘症など内科的症状を起こします。また、栄養が適切にとれないために脳の働きが低下し、結果的にまた精神的に悪くなってしまうという悪循環がみられます。また、うつ病、不安症、発達障がい、トラウマなど他の精神疾患によって摂食症を発症することもあります。そのため治療は、心理的な治療と、身体的な治療の両方が必要となります。病的なやせの方はまず体重を増やすための治療を優先されるのが一般的であり、体重が正常範囲にある場合は規則正しい時間に食事をすることが治療となります。そのような食事の治療の後、もしくは同時並行的に体重・体型についてのとらわれや、様々な不安を克服していくサポートが行われます。不安症状や気分の落ち込み、イライラなどの症状が強いときには補助として薬物療法が行われることもあります。
また、安心できる療養環境を整えるために、治療が必要な疾患であることを周囲の人に理解して頂くことも重要です。ストレスや不安に反応してさらにやせたくなってしまう、もしくは過食衝動が強くなってしまうため、その対処方法を考えていくことも治療となります。

石戸 淳一 院長
ISTこころみクリニック大門浜松町 心療内科・精神科
石戸 淳一 院長
港区/芝大門/大門駅
●心療内科 ●精神科
  • 帯状疱疹

免疫力を低下させない生活習慣で帯状疱疹の発症を予防

帯状疱疹は、人がもともと持っている水痘ウイルスが原因で発症します。小さい頃は、水疱瘡として発症する方が多いでしょう。この水痘ウイルスは、身体のどこに潜んでいるか分かりません。帯状疱疹は、ご高齢の方が罹る病気だと思われがちですが、若い方でもよく発症します。発症のきっかけとなるのは、疲労やストレスにより免疫力が低下することです。
症状としては、痛みや赤い発疹、水ぶくれの順で経過しますが、その逆の流れで症状が出現することもあります。湿疹がない場合もあり、診断が難しい病気でもあります。できるかぎり痛みの段階で気付いて治療を開始することが大切ですが、ただの頭痛だと間違えることもあるでしょう。発症部位は、神経の走行に沿っており、目も胸も足も帯状疱疹になります。
現在はワクチンが開発されており、50歳以上には「シングリックス」というワクチンが接種できるようになりました。これは接種することで、80~90%の予防効果が期待できます。ご高齢な方ほどこのワクチンを接種していただき、帯状疱疹後神経痛への移行を防ぐことが大切です。この帯状疱疹後神経痛に移行した場合でも、治療が可能です。
まずは、免疫力を低下させない生活として、十分な睡眠と食事、適度な運動を意識することが大切です。そして、十分な休息をとり、ストレスを溜めこまない生活とストレス発散方法を持って生活しましょう。もし、帯状疱疹が発症したと感じた場合は、すぐに病院に行き治療を受けることが重要となります。

田尻 友恵 院長
錦糸町皮膚科内科クリニック
田尻 友恵 院長
墨田区/江東橋/錦糸町駅
●皮膚科 ●内科 ●美容皮膚科 ●ペインクリニック内科 ●アレルギー科
1 PAGE 22/38 38