腎不全そして人工透析への発展も懸念。早期の治療で進行を阻止しましょう。
糖尿病性腎症は糖尿病の3大合併症のひとつです。
最初に出てくる異常値は尿中のアルブミンです。これが増えてくると今度は尿中の蛋白になります。この時期になると血圧が上がる事が多く、悪循環で腎機能が低下し、最終的には人工透析が必要になります。現在の日本では、人工透析の原因の第一位は糖尿病なのです。
糖尿病性腎症は、アルブミン尿の段階で血糖や血圧を厳格にコントロールすると、腎機能が回復することが知られています。また、蛋白尿が持続するようになっても、新しい糖尿病治療薬を組み合わせることで腎機能の低下を抑える、もしくは改善することもあります。まずは主治医に相談し、生活習慣の改善とともに自分に合った薬の選択をしてもらえるようにしましょう。
- あおと内科・糖尿病クリニック
- 安田佳苗 院長
- 葛飾区/青戸/青砥駅
- ●糖尿病内科 ●内科 ●内分泌内科 ●健診・検診