長引く咳の症状は呼吸器の専門家に相談を
咳喘息は風邪をひいた後などに咳だけが続いている状態のことを指します。一般的な喘息では気道に慢性的な炎症が生じるのに対して、咳喘息では気道に目立った変化がないことが特徴です。ただし咳喘息を放置していると喘息に移行するケースもあるため注意が必要です。
咳喘息か、喘息かを診断するためには、X線検査(レントゲン)よりもより詳細な画像を得られるCT検査のほうが適しています。さらに呼気NO(一酸化窒素)濃度測定検査を行って確定診断をつけることになります。咳喘息であれば特に治療をしなくても自然に症状が治まっていきますが、咳がひどくてつらい場合には咳止めやアレルギー薬、気道の炎症を抑える抗生物質などが処方されます。
長引く咳の症状はほとんどが咳喘息ではあるものの、まれに結核や肺がんなど大きな病気が隠れている可能性もあります。気になる症状があるときには専門家にご相談いただくことをおすすめします。
- 蒲田駅前 内科・泌尿器科・皮膚科クリニック
- 宮本 一成 院長
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