発見が遅れがちなパーキンソン病。症状に気付いたらすぐに治療を
パーキンソン病は難病指定されている疾患であり、脳のある部分のドーパミンが欠乏していることが原因で様々な症状を引き起こします。症状としては、筋固縮、動作緩慢、振戦(ふるえ)、姿勢保持障害という4大症状が特徴的です。パーキンソン病は、顕在化している方が多い疾患であり、診断されていない方もたくさんいます。発見が遅れてしまい、高齢になってからパーキンソン病だと診断を受ける人が多いと言われています。これは、診断の難しさにあります。患者さんが診察室を少し歩いただけでは、パーキンソン病かどうか分かりにくいでしょう。本人も症状を自覚していない、気にしていないという状態では、医師も発見できないことが多いです。
ただし、パーキンソン病は飲み薬がとても効くため、できるだけ早く発見して治療を行うことが大切です。ご自分で、「手が振るえる」「身体が動かしにくい」「転びやすい」といった症状にお気づきの場合は、早めに病院で診てもらうことをおすすめします。
- 大宮在宅クリニック
- 小畑 正孝 院長
- さいたま市大宮区/大門町/大宮駅
- ●内科 ●小児科 ●訪問診療