中野なおクリニック
中野区/弥生町/中野新橋駅
- 訪問診療
- 心臓血管外科
- 内科
- 老年内科
- 麻酔科

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オンライン 診療 |
電話 | 03-6379-6021 |
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所在地 | 東京都中野区弥生町2-4-9 ツナシマ第3ビル 2階 |
最寄駅 | 中野新橋駅 |
駐車場 | あり |
WEB | https://www.naocli.jp/ |
休診日 | 日曜 |
診療時間 |
9:00~18:00 [土曜]9:00~13:00 ※在宅診療のため、直接お問い合わせください。 |
特徴 |
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NAOKI SAEGUSA 三枝 直樹 院長
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◆1日でも長く長生きしてもらいたい◆
心臓手術後の集中治療室ではよくこの言葉を耳にします。心臓血管外科の周術期は一滴一滴の尿の流出を眺め多くのモニターを観察しつつ多岐にわたる事柄を注意しながら患者様の全身管理を24時間に渡って連日行っています。そうした中、患者様は自らの生命力で麻酔から覚め自発的に呼吸をし人工呼吸器から離脱します。強心剤を持続的に投与されながらも賢明にリハビリすることにより集中治療室から一般病床へ移っていきます。そして退院となり社会に復帰します。しかし、稀に重症の患者様では強心剤投与下でも血圧が保てない、利尿剤を注射しても尿量が確保できず人工透析を行う、頻繁な不整脈があり夜通しベッドサイドで医師が電気ショックを構えるなど生死の境を彷徨う場合があります。こういった状況の時に疲労しきった外科医は『医師があきらめたときは患者が死ぬとき』と自分を励ましたり後輩を元気づけたりしてとにかく最後まであきらめず患者様の回復を待ちます。その結果、血圧は徐々に回復し、尿量も増加、不整脈も鎮静するなどして人工呼吸器から離脱できるようになります。その後、多少時間はかかりますが通常の患者様同様に退院となり社会に復帰されます。このような重症の患者様が退院されたときに外科医としての喜びは言葉には言い表せません。『一日でも長く長生きしてもらいたい、患者様やその家族が望む医療であれば可能な限りかなえてあげたい。』というものです。言い換えれば『生(せい)』にこだわった在宅医療です。
三枝 直樹 院長への独自インタビュー
手術室から在宅の現場へ。豊富な経験をもとに患者家族の暮らしを支える
私の専門は心臓血管外科で、勤務医をしていた頃は文字どおり「命に関わる病気」の治療にあたってきました。自分が執刀した患者さんの全身管理を担い、手術後は連日24時間体制で回復を見守り、無事に退院される患者さんを見送るときには、大きなやりがいを感じたものです。一方で、当時は患者さんを診るのは病院の中に限られていたことも事実です。だからこそ、2002年に在宅医療に出会ったときには、「自分が手術した患者さんを在宅でもフォローできるなんて、医師冥利に尽きる」と思ったのをよく覚えています。
それからはすっかり在宅医療に魅了され、訪問診療に特化したクリニックを立ち上げるまでになりました。自分が関わった患者さんに1日も長く生きていただきたいとの思いが、在宅医療に取り組む原点でした。設備の整った大きな病院に比べると、クリニックや訪問診療でできることはどうしても限られます。そうしたなかでも当院は、「通院困難な患者さんにも適切な医療提供を」とのコンセプトのもと、充実した設備と専門的な知見を踏まえて患者さんとご家族の暮らしを支えています。
多職種によるチーム医療を実践し、毎日の暮らしに寄り添う
『中野なおクリニック』を開設したのは2006年でしたから、この地域の医療に携わって20年ほどになるでしょうか。当院は、さまざまな理由により通院が難しくなった方のご自宅に伺い、適切な診療を行う「訪問診療」を専門にするクリニックです。訪問診療は原則として主治医制で行っており、患者さんの多くは慢性腎不全や認知症などの慢性疾患をお持ちの方です。また、完全予約制にて週に一度だけ実施している外来診療では、私が心臓血管手術を行った患者さんや、高血圧の患者さんなどの診療を行っています。
とはいえ、訪問診療は医師一人で対応できるものではありません。当院では院長の私や麻酔科の医師を中心に、看護師、理学療法士、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャーなど多職種が密に連携し、医療面だけでなく生活面のサポートも行っています。毎朝のミーティングや訪問後の情報共有を通じて、常に「ワンチーム」の意識を持ちながら、患者さんとご家族の希望をかなえる医療の実践を目指しています。
院長の三枝先生は、循環器がご専門。訪問診療を中心に、とても熱心に診療なさっています。